イラストレーターでパターンを作る方法!ドット柄など3種類ご紹介。

イラストレーターでパターンを作る方法!ドット柄など3種類ご紹介 DESIGN

イラストレーターでは、同じ柄や模様を連続して表示する機能ことを「パターン」と言います。

同じ柄や模様が縦・横に連続して置かれることで、パターンが形成されていくという仕組みです。

このパターンは、少し前のイラストレーターでは作るのが難しかったのですが、最近のイラストレーターでは簡単に作ることができるようになっています。

そこで今回は、イラストレーターでパターンを作る方法と、イラストレーターでできるいろんなパターンの作り方をご紹介します。

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Adobe Illustrator CC2020でパターンを作る方法

基本的なパターンは、4つのステップで作ることができます。

  1. ベースとなるパターンを一つ作成する
  2. 作成したベースをスウォッチに登録しておく
  3. 長方形ツールで作成した長方形に登録したパターンを反映させる
  4. パターンを編集する

ここからはこの4つのステップについて、簡単なパターン「ドット柄」の柄を例にご紹介いたします。

 

1. パターンのベースを作成する

簡単なものだと、イラストレーターを起動させた後の画面左側にある「ツールパネル」→「長方形ツール」→「楕円型ツール」を選んで作ることができます。

色を自由に決めることができるので、あなた好みの色を選んでパターンを作ってみましょう。

 

2. 作成したベースをスウォッチに登録する

先ほど作成したドット柄のベースを、スウォッチにドラッグして登録しておきます。

スウォッチに登録しておくことで、次からは簡単にパターンを作ることができるようになります。

 

3. 長方形ツールで作成した四角の枠にパターンを反映させる

「長方形ツール」で四角の枠を作成して、選択した状態で、塗りを登録したパターンを選択して反映させます。

反映させると、作成した四角に最初に作成したパターンが敷き詰まった形で表示されます。

これでパターンは完成ですが、ここからあなた好みのパターンを作成するために編集していきます。

 

4. パターンの編集する

ドットの大きさ、位置、配列の角度を調整をしていきます。

登録したスウォッチをダブルクリックして「パターンオプション」で編集することも可能ですが、この機能は操作性が悪いのでほとんど使いません。

今回は拡大縮小ツール・回転ツール・移動ツールを使ってパターンの細かい調整をしていきます。

 

ドットの大きさを調整する

  1. 左の「拡大縮小ツール」をクリックする。
  2. 「オブジェクトの変形」のチェックを外す。
  3. 縦横比を固定の割合を調節してドットの大きさを調節する。

 

ドットの配列角度を調整する

  1. 左の「回転ツール」をクリックする。
  2. 「オブジェクトの変形」のチェックを外す。
  3. 角度を任意の値で決めます。今回は45°とします。

 

ドットの配列を水平・垂直方向に調整する

  1. 「移動ツール」を使います。
    (ショートカットキー:Ctrl+Shift+M)

  2. 「オブジェクトの変形」のチェックを外す。
  3. 水平方向・垂直方向にパターンを移動させる。

 

いろんなパターンのデザイン

イラストレーターで一番簡単なパターンと言われているドット柄を例にここまでご紹介してきましたが、その他のパターンはどうやって作ればいいのでしょうか?

漫画の背景などでよく見かける市松模様、ストライプ柄の2つの作り方をご紹介します。

 

市松模様

  1. 10px×10pxの四角形を書く
  2. 四角を前面にペーストする
  3. 水平に10px、垂直に10px移動させる
  4. 2つ目の四角形ができるので、まとめて選択して90°回転させる
  5. 対角線上の四角のカラーを変更する
  6. 4つの四角をドラッグしてスウォッチパネルに登録する
  7. 長方形ツールで四角を書く
  8. 描いた長方形にパターンを反映させる

 

ストライプ柄

  1. 10px×20pxの細長い四角形を描く
  2. 前面に20px20pxで四角を書く
  3. 全面に書いた四角を垂直に20px移動させる
  4. 片側の四角のカラーを変更する
  5. 2つの四角をドラッグしてスウォッチパネルに登録する
  6. 長方形ツールで四角を書く
  7. 描いた長方形にパターンを反映させる
  8. 回転ツールでパターンを45°回転させる

 

まとめ

イラストレーターでパターンの作り方をマスターしておくと、例えば写真を切り抜いて背景を自作することができたり、SNSのヘッダーなどを自作することができるようになります。

デザインが自分でできるようになると、オリジナルグッツの販売などもできるようになるので、パターンの作り方は覚えておいた方がいいでしょう。

パターンの作り方には簡単なものから複雑なものがありますが、今回は簡単なドット柄や市松模様、ストライプ柄などを3種類の作り方をご紹介しました。

イラストレーターでパターンの作り方がイマイチわからないという方、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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